~公開プロット~
作:江連里恵
■登場人物(役者実名)
【町民】
・高橋奏
└3代目風呂桶屋の若頭。
・島津一華
└3代目風呂桶屋、若頭の姉。
・濱中美羽
└風呂桶屋のペット(犬)
・数原ずん
└漁師。痛風持ち。
・今井智健
└漁師。痛風ではない。
・柿沢チョモ
└漁師。大漁旗を振るだけの仕事をしている。
・大野貴裕
└町役場の地域活性課課長。異動したてで慣れていない。
・柿澤瞳
└町役場の税務課。唯一、町長以外に賞金の秘密を知る者。
・いなだかんた
└酒屋。稲田酒造。
・江連里恵
└人より育ちが早すぎる12歳少年。
・すがものぜし
└人より育ちが早すぎる12歳少女。
・能村圭太
└町長。鳥人間を目指していた、元宇宙人。
地球滅亡の任を得てこの地に来たが、 人間の女と恋に落ち家族となり、そのまま土地に居着き町長になった。
・有田里紗子
└町長の娘。ナウシカ狂いの少女。12歳。
・池田捺紀
└町の長老衆①老婆。町長の義母(ナウシカ狂いの婆様)
・ゴライ
└町の長老衆②老婆。ユーミンと呼ばれている
【風祭り参加者】
・高野真
└脚力自慢。自転車を漕ぐ要領で強い風を起こす。
・鈴木友介
└筋肉自慢。絞りすぎて細マッチョ。
・武藤悠悟
└自分を天狗だと思い込んでいる外国人(アメリカ人)
・アンジー
└コスイベと勘違いし、好きなゲームキャラFU-JIN (風神)コスをして迷い込んだオタク。
・渡辺キョウスケ
└でんじろう先生の弟子。
・又吉知行
└脳筋で言葉が弱い。風祭り最有力候補。 肉襦袢でムキムキ。
ラスト、温泉に入ると肉襦袢が剥がれて普通の人間に戻る。
・山田くらげ
└中村あゆみ。風になれを歌いにきた。
【宇宙人】
・林信希
└風祭りを見に来た観光客のフリをしている。
地球を制圧しようとしている。ウニが好き
・ザック
└風祭りを見に来た観光客のフリをしている。
地球を制圧しようとしている。ビールが好き。
・高橋知也
└風祭りを見に来た観光客のフリをしている。
地球を制圧しようとしている。白子が好き。
■登場人物(役者実名)
【町民】
・高橋奏
└3代目風呂桶屋の若頭。
・島津一華
└3代目風呂桶屋、若頭の姉。
・濱中美羽
└風呂桶屋のペット(犬)
・数原ずん
└漁師。痛風持ち。
・今井智健
└漁師。痛風ではない。
・柿沢チョモ
└漁師。大漁旗を振るだけの仕事をしている。
・大野貴裕
└町役場の地域活性課課長。異動したてで慣れていない。
・柿澤瞳
└町役場の税務課。唯一、町長以外に賞金の秘密を知る者。
・いなだかんた
└酒屋。稲田酒造。
・江連里恵
└人より育ちが早すぎる12歳少年。
・すがものぜし
└人より育ちが早すぎる12歳少女。
・能村圭太
└町長。鳥人間を目指していた、元宇宙人。
地球滅亡の任を得てこの地に来たが、 人間の女と恋に落ち家族となり、そのまま土地に居着き町長になった。
・有田里紗子
└町長の娘。ナウシカ狂いの少女。12歳。
・池田捺紀
└町の長老衆①老婆。町長の義母(ナウシカ狂いの婆様)
・ゴライ
└町の長老衆②老婆。ユーミンと呼ばれている
【風祭り参加者】
・高野真
└脚力自慢。自転車を漕ぐ要領で強い風を起こす。
・鈴木友介
└筋肉自慢。絞りすぎて細マッチョ。
・武藤悠悟
└自分を天狗だと思い込んでいる外国人(アメリカ人)
・アンジー
└コスイベと勘違いし、好きなゲームキャラFU-JIN (風神)コスをして迷い込んだオタク。
・渡辺キョウスケ
└でんじろう先生の弟子。
・又吉知行
└脳筋で言葉が弱い。風祭り最有力候補。 肉襦袢でムキムキ。
ラスト、温泉に入ると肉襦袢が剥がれて普通の人間に戻る。
・山田くらげ
└中村あゆみ。風になれを歌いにきた。
【宇宙人】
・林信希
└風祭りを見に来た観光客のフリをしている。
地球を制圧しようとしている。ウニが好き
・ザック
└風祭りを見に来た観光客のフリをしている。
地球を制圧しようとしている。ビールが好き。
・高橋知也
└風祭りを見に来た観光客のフリをしている。
地球を制圧しようとしている。白子が好き。
★風ノ町について
神格化した巨大扇風機が、シンボルとして町の広場に祀られている。実はその扇風機は、遥か遠く古来に、宇宙からの侵略を防ぐ為に設置されたもので、宇宙に向けて人間には感知できない電磁波を放っている。しかしその効力は100年に一度切れる。 電磁波を生む為には、100年に一度、その扇風機を回さなければならない。
その儀式を後世に残していく為、年に一度、一番強い風を吹かせた者が優勝する、 風祭りという祭事を行い、後世に伝えてきた。しかし、今からちょうど100年前、電磁波が弱くなった隙に宇宙人の侵略があり、 歴史上でいう「最終戦争」が勃発した。
人間が勝利したものの、風ノ町の住民は多くが死に、生き残りは数少なかった。最終戦争後、何故か風ノ町の住民は、宇宙人の存在を忘れた。(町の境に入ると、宇宙人の存在を忘れてしまう。 町外では100年前の戦争と、宇宙人の存在は認知されている)
しかし、扇風機と風祭りは残った。住民は何故扇風機がここにあるのか、何故風祭りを行っているのか、その意味を忘れたが 毎年夏になると、町の広場の扇風機前で、風祭りを開催する。
★長老衆に伝わる、扇風機の言い伝え
~その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。失われんとする宇宙(そら)との境界をひき、そして人々を安寧の湯にみちびかん~
★宇宙人について
宇宙人は人間と同じ見た目をしているので、パッと見判別がつかない。
唯一の特徴は、ずっと目が充血しているのと、痛風持ちであること。
※宇宙空間は無風なので、痛風持ちであることを自覚している宇宙人は少ない。
神格化した巨大扇風機が、シンボルとして町の広場に祀られている。実はその扇風機は、遥か遠く古来に、宇宙からの侵略を防ぐ為に設置されたもので、宇宙に向けて人間には感知できない電磁波を放っている。しかしその効力は100年に一度切れる。 電磁波を生む為には、100年に一度、その扇風機を回さなければならない。
その儀式を後世に残していく為、年に一度、一番強い風を吹かせた者が優勝する、 風祭りという祭事を行い、後世に伝えてきた。しかし、今からちょうど100年前、電磁波が弱くなった隙に宇宙人の侵略があり、 歴史上でいう「最終戦争」が勃発した。
人間が勝利したものの、風ノ町の住民は多くが死に、生き残りは数少なかった。最終戦争後、何故か風ノ町の住民は、宇宙人の存在を忘れた。(町の境に入ると、宇宙人の存在を忘れてしまう。 町外では100年前の戦争と、宇宙人の存在は認知されている)
しかし、扇風機と風祭りは残った。住民は何故扇風機がここにあるのか、何故風祭りを行っているのか、その意味を忘れたが 毎年夏になると、町の広場の扇風機前で、風祭りを開催する。
★長老衆に伝わる、扇風機の言い伝え
~その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし。失われんとする宇宙(そら)との境界をひき、そして人々を安寧の湯にみちびかん~
★宇宙人について
宇宙人は人間と同じ見た目をしているので、パッと見判別がつかない。
唯一の特徴は、ずっと目が充血しているのと、痛風持ちであること。
※宇宙空間は無風なので、痛風持ちであることを自覚している宇宙人は少ない。
■プロローグ
最終戦争から100年。扇風機の電磁波の力は弱まっていた。風ノ町・町長の能村は、実は先の戦争の生き 残りの宇宙人。戦争で地球に降り立ち、終戦後は人間に紛れ地球で暮していた。
数十年経ち、この町に住む人間の女が好きになったので、町に住みついて町長となった。(その際に住民の記憶から、宇宙人にまつわるこ とを全て消去し、町に立ち入ると宇宙人の存在を忘れる呪いをかけた。宇宙パワーで)。
宇宙人が扇風機の破壊を目論んでいることを知った能村は、何としてもこの扇風機を回すべく、全国から風自慢を集め、大々的に風祭りを執り行うことを計画する。
舞台上は風ノ町の扇風機広場、巨大で古い扇風機が飾られている。
3幕(初日、中日、最終日)
■一幕(初日、夕方)
風祭り初日(風祭りは3日間つづけて行われる)。町民総出で祭りの最終準備を行っている。
町民は何故今年、こんなに大々的に祭りが行われるのか、いぶかしんでいる。準備の最中、参加者が続々集まってくる。宇宙人達も観光客のフリをして出てくる。
町長の合図で宴が始まる。振舞われるのは町の特産品(ウニ、白子)。ビール。
■二幕(中日、昼)
風祭り予選会開催。ここで一番強い風を吹かせたものが、明日(最終日)、扇風機に挑戦できる。(伝説の剣を抜く的な)。
※風の強さは広場に置いた風船をどれだけ飛ばせたか、数で競う? それぞれ挑戦する。
結果、でんじろう先生の弟子が化学の力で勝利。 夜、今日も宴。町の特産品(ウニ、白子)が振舞われる。
■三幕(最終日、午後)
扇風機を回そうとするところに宇宙人が現れ正体を明かす。扇風機を破壊しようとする。
※宇宙人、合体して圧倒的な力を見せ付ける。
攻防。その合間に町長が宇宙人だってばれる。負けそう。どうする…?ってところで一致団結。
風祭りの参加者それぞれの持ち味を生かして、宇宙人と戦う。拮抗。だけどちょっとヤバイ、というところで村に伝わる言い伝えどおりの現象が起きる。町長の娘、ナウシカ狂いが不思議な力に目覚めて凄い風が起きる。
※観客に、舞台に向かって団扇を扇いでもらう(パンフレットを団扇にする)
宇宙人、この3日でプリン体を摂取し過ぎて痛風になっている。痛すぎて合体が分離する。 扇風機が回る。地鳴りがする。温泉が湧く。 痛風が治る。桶屋が儲かる。
皆仲良くなって、ひこうき雲を歌って閉幕。
最終戦争から100年。扇風機の電磁波の力は弱まっていた。風ノ町・町長の能村は、実は先の戦争の生き 残りの宇宙人。戦争で地球に降り立ち、終戦後は人間に紛れ地球で暮していた。
数十年経ち、この町に住む人間の女が好きになったので、町に住みついて町長となった。(その際に住民の記憶から、宇宙人にまつわるこ とを全て消去し、町に立ち入ると宇宙人の存在を忘れる呪いをかけた。宇宙パワーで)。
宇宙人が扇風機の破壊を目論んでいることを知った能村は、何としてもこの扇風機を回すべく、全国から風自慢を集め、大々的に風祭りを執り行うことを計画する。
舞台上は風ノ町の扇風機広場、巨大で古い扇風機が飾られている。
3幕(初日、中日、最終日)
■一幕(初日、夕方)
風祭り初日(風祭りは3日間つづけて行われる)。町民総出で祭りの最終準備を行っている。
町民は何故今年、こんなに大々的に祭りが行われるのか、いぶかしんでいる。準備の最中、参加者が続々集まってくる。宇宙人達も観光客のフリをして出てくる。
町長の合図で宴が始まる。振舞われるのは町の特産品(ウニ、白子)。ビール。
■二幕(中日、昼)
風祭り予選会開催。ここで一番強い風を吹かせたものが、明日(最終日)、扇風機に挑戦できる。(伝説の剣を抜く的な)。
※風の強さは広場に置いた風船をどれだけ飛ばせたか、数で競う? それぞれ挑戦する。
結果、でんじろう先生の弟子が化学の力で勝利。 夜、今日も宴。町の特産品(ウニ、白子)が振舞われる。
■三幕(最終日、午後)
扇風機を回そうとするところに宇宙人が現れ正体を明かす。扇風機を破壊しようとする。
※宇宙人、合体して圧倒的な力を見せ付ける。
攻防。その合間に町長が宇宙人だってばれる。負けそう。どうする…?ってところで一致団結。
風祭りの参加者それぞれの持ち味を生かして、宇宙人と戦う。拮抗。だけどちょっとヤバイ、というところで村に伝わる言い伝えどおりの現象が起きる。町長の娘、ナウシカ狂いが不思議な力に目覚めて凄い風が起きる。
※観客に、舞台に向かって団扇を扇いでもらう(パンフレットを団扇にする)
宇宙人、この3日でプリン体を摂取し過ぎて痛風になっている。痛すぎて合体が分離する。 扇風機が回る。地鳴りがする。温泉が湧く。 痛風が治る。桶屋が儲かる。
皆仲良くなって、ひこうき雲を歌って閉幕。
脚本・企画発起人の江連より
こんにちは。演劇ユニットこれっきりの江連里恵と申します。大変申し訳ないのですが、プロットはここまでです。そもそも、一般的なプロットの形を呈しておらずすみません。
大体普段、人様に読み物として見せられる程練りこまれたプロットを作らない為、このような有様です。料理のレシピ(コロッケ)で例えると、材料はじゃがいも玉ねぎその他!適当に混ぜてぶち込んで!揚げる!揚げる!揚げる!みたいなことになっていると思います。玉ねぎをどう切るのか、どう混ぜるのか、油は何度まで熱するのか・・・具体的なことが全く書いてなく申し訳ございません。大体、コロッケを作るのに、何か別な物が混じっていません?という箇所もありますね。材料の紹介(登場人物)で、じゃがいも、既に肉じゃが になっていません?みたいな。でも良いんです。コロッケは何入れても美味しいから。通じますか?意味、分かりますか?分からなくても良いですが。平野レミ先生のように脚本を書いております。
あとちなみに。こちらのネタ元は、複数人で考えました。2月末に。
作家陣は私と演劇ユニットこれっきりのすがものぜし、プロフェッショナルファウルの又吉さん。そこに風 ノ街の現役生さんやPF さん、これっきりのメンバーがあとちょいちょい加わって、真剣にふざけながら、ネタ出ししたものが元になっています。扇風機が宇宙に向かって電磁波を放っているとか、宇宙人が痛風持ちだ から勝てるとか。訳が分からなくて面白いですよね。面白いと思うんですけれど。
公演、なくなってしまいました。とても楽しみにしていました。ちょっと泣きました。
脚本はこのような感じで、他スタッフワーク含め公演としては全く進んでいなかったので、他に中止や延期 となってしまった団体さんと比べると、そういう面ではダメージが少ないのですが。絶対に面白くなると思える参加者に集まってもらえて、真剣にふざけながら、真面目に遊びながら、1つの作品を創りあげていくこと ができるんだろうなとワクワクしていました。今、山口百恵ちゃんの「さよならの向う側」を聴きながら、これを執筆しているので普通に泣きそうです。約束なしのお別れ。とても悔しいです。
でも仕方ないですね。この先が見えない状況ですから。生きねば。
「風待ちぬ」は延期ではなく中止としましたが、この状況が落ち着いてからまた参加者を募って、舞台上で 何か面白いことが出来ればと、お家で企むことにします。どうか皆さまもお元気で、また以前のように劇場でお会いできますように。
最後になりますが、少しでも楽しみに、面白そうに感じてくださっていたお客様に心からの感謝を。どうか演劇集団「風ノ街」、プロフェッショナルファウル、そして演劇ユニットこれっきりの、今後の作品をお楽しみにお待ちください。
それではどこかで、また。江連でした。
2020年5月1日
演劇ユニットこれっきり江連里恵